こんにちは、ギネのあっちゃんです。今日は夏のおしものかゆみ、特に「カンジダ腟炎」についてお話しします。梅雨明けから夏にかけて、陰部のかゆみで受診される方が急増します。
カンジダ腟炎とは?
カンジダ腟炎は、もともと腟内に少量存在する真菌(カビの一種)「カンジダ」が過剰に増殖することで起こる炎症です。性感染症ではなく、免疫力の低下や体調変化をきっかけに誰でもかかる可能性があります。
夏に増える理由
カンジダは高温多湿を好みます。夏は気温・湿度ともに高く、汗によって外陰部が蒸れやすい環境になるため、カンジダが繁殖しやすくなります。また以下の要因もリスクを高めます。
- 抗菌薬の服用(腟内の正常な細菌バランスが乱れる)
- 糖尿病・高血糖状態(カンジダの増殖を促進)
- 疲労・ストレス・睡眠不足による免疫力低下
- ナイロン素材のきつい下着・タイツ
- 過度な洗浄・温水洗浄便座の使いすぎ
症状の特徴
- 強いかゆみ(特に夜間に悪化することが多い)
- 外陰部・腟入口のヒリヒリ感・灼熱感
- 白くカッテージチーズ状・ヨーグルト状のおりもの
- 排尿時・性交時の痛み
治療方法
医療機関での治療
腟錠(フロリードゲル腟錠、エンペシド腟錠など)の腟内挿入が基本治療です。多くの場合1〜2週間で改善します。重症の場合は内服の抗真菌薬が処方されることもあります。
市販薬について
市販の腟錠(メディトリート、エンペシドLなど)でも対応できる場合がありますが、以下の場合は自己判断を避けてください。
- 初めての症状(他の感染症との鑑別が必要)
- 市販薬を使っても1週間以上改善しない
- 繰り返す(年4回以上)
- 妊娠中の可能性がある
- 糖尿病がある
予防のポイント
- 通気性の良い綿素材の下着を選ぶ
- 長時間のタイツや水着の着用を避ける
- デリケートゾーンの洗いすぎに注意(低刺激のソープで優しく)
- 疲れをためない・睡眠を十分にとる
- 糖分のとりすぎに注意
カンジダ以外のかゆみの原因も
夏の外陰部かゆみはカンジダ以外に、汗によるかぶれ(接触性皮膚炎)・細菌性腟症・性感染症(トリコモナスなど)が原因のこともあります。自己判断が難しい場合は早めに婦人科を受診しましょう。
※本記事は医療情報の提供を目的としており、診断・治療を目的としたものではありません。症状が気になる方は必ず医療機関を受診してください。


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