HPVワクチン公費助成終了間近!

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こんにちは!ギネのあっちゃんです!

HPVワクチンのキャッチアップ接種の公費助成(原則自己負担なし)は2024年度で終了しました。接種機会を逃した方のために、現在の状況と今後の対応についてお伝えします。

HPVワクチンとは?

HPV(ヒトパピローマウイルス)は、子宮頸がんの原因となるウイルスです。HPVワクチンを接種することで、子宮頸がんの原因となる主なHPV型への感染を予防できます。

日本では以下の3種類のHPVワクチンが承認されています。

  • 2価ワクチン(サーバリックス):HPV16型・18型を予防
  • 4価ワクチン(ガーダシル):HPV6型・11型・16型・18型を予防
  • 9価ワクチン(シルガード9):9種類のHPVを予防(最も広くカバー)

定期接種について(現在も公費で接種可能)

HPVワクチンの定期接種は現在も続いています。小学校6年生〜高校1年生相当(12〜16歳)の女性が対象で、公費(原則自己負担なし)で接種できます。

お子さんがこの年齢に当てはまる方は、ぜひかかりつけ医や産婦人科・小児科に相談してください。

キャッチアップ接種について

キャッチアップ接種とは、かつてHPVワクチンの積極的勧奨が中止されていた期間(2013〜2022年)に接種機会を逃した方を対象にした公費接種制度です。

対象年齢:1997年4月2日〜2008年4月1日生まれの女性で、過去にHPVワクチン3回の接種を完了していない方

公費によるキャッチアップ接種は2024年度(2025年3月31日)で終了しました。期限内に接種が終わらなかった方は、自費での接種となりますが、産婦人科や婦人科クリニックで接種を受けることができます。

自費で接種する場合

キャッチアップ接種の対象年齢に当てはまるが公費期限を過ぎてしまった方、または25歳以上で接種を希望する方は、自費での接種が可能です。

  • 費用の目安:1回あたり約1〜3万円(ワクチンの種類による)、合計3回の接種が必要
  • 接種場所:婦人科クリニック、産婦人科、一部の内科・小児科

特に9価ワクチン(シルガード9)は従来のワクチンより幅広くHPVを予防でき、子宮頸がんの約90%をカバーするとされています。

接種時の注意点

HPVワクチンは以下の点に注意してください。

  • ワクチンは接種後に感染したHPVには効果がないため、なるべく若いうちに(性交渉前に)接種するのが効果的
  • ワクチンを接種しても定期的な子宮頸がん検診は必要
  • 接種後は15〜30分程度クリニックで安静にすること

子宮頸がん検診も忘れずに

HPVワクチンはあくまで予防の一つです。すでにHPVに感染している場合はワクチンの効果が限られるため、20歳以上の女性は2年に1回の子宮頸がん検診(細胞診)を受けることをお勧めします。検診は自治体の補助が受けられる場合もあります。

ご不明な点や接種のご相談は、お近くの婦人科・産婦人科へお気軽にご相談ください。

※本記事は医療情報の提供を目的としており、診断・治療を目的としたものではありません。最新の情報については医療機関または自治体にご確認ください。

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この記事を書いた医師
戸澤晃子(産婦人科医)

産婦人科専門医・聖マリアンナ医科大学客員教授。

【専門分野】
・婦人科検診(子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん)
・更年期障害・ホルモン補充療法(HRT)
・子宮内膜症・子宮筋腫
・骨粗鬆症・GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)
・プレコンセプションケア

女性の健康を守るために、正確でわかりやすい情報をお届けします。

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